アホウドリの引っ越し
アホウドリのヒナ10羽の"引っ越し"が行われた。アホウドリの繁殖地は、世界中で伊豆諸島・鳥島と尖閣諸島だけ。8割以上が繁殖する鳥島は、噴火で営巣地が失われる危険があるため、新しい繁殖地を作ろうという計画だ。引っ越し先は、約350km南東にある、小笠原諸島・聟島。
引っ越しの様子をテレビや新聞で見たが、生後40日程度だというヒナは、大きさ約40cm・重さ4〜5kgもあって、かなり大きい。でも、ヒナはヒナ、自力では逃げることもできないようだ。ほとんど無抵抗で箱に入れられ運ばれていく。聟島で箱から出されても、キョトンとしてあたりを見回すだけ。ただ呆然としているようだった。黒くてモコモコふわふわ、はっきり言っておデブ。目がクリクリしていてかわいい(*^_^*)
この無力なヒナたちは、5月末の巣立ちまで、山階鳥類研究所の研究員がエサを与えて飼育するそうだが、ヒナを奪われた親鳥はどうしているんだろう。気になる。